AKIAについて

1988年11月14日、会津喜多方商工会議所の故唐橋賢児氏ご尽力のもと会津喜多方国際交流協会は設立されました。その前月に喜多方市と米国ウィルソンビル市の姉妹都市締結が伏線でもありました。翌年から今日に至るまで当協会は学生たちの派遣交流を相互に継続してまいりました。本年2月には姉妹都市締結35周年記念事業が行われ、ウィルソンビル市のジュリー市長を含め10名の皆様が喜多方市を訪れております。長年にわたり両市交流が継続されてきた背景には、両市国際交流協会が民間の手で運営され素朴にして活発、前向きな姿勢があったからだと思います。これまで交流してきた人数は800余名の実績を数えます。学生たちは異文化の中で国際感覚を身につけ、自らの進路決定にも及ぶ貴重な体験を得たのです。当協会の事業は短期研修派遣事業だけでなく、在住外国人向け日本語教室や外国料理教室、さらにはハロウィン・Xmas交流会等々、多彩な活動を実施してまいりました。これらの活動は多くのボランティアの皆様のご協力によって運営されております。もちろん喜多方市のご支援、法人会員、協賛団体、個人会員の皆様からの貴重なご寄付、会費の納付があって事業は成り立っております。ご支援いただいております皆様方に心より御礼申し上げます。

この度、当協会は35年間在籍した会津喜多方商工会議所に所属しつつ、「東町蔵屋敷会陽館」へ事務所移転の運びとなりました。国際交流協会を取り巻く環境は今日の国際グローバル化、そして少子高齢化による人口減少の流れを受けて大きく変遷しております。当市における外国人も増加し、ますますその共生が必要となってまいりました。これらの環境に対応すべく積年の願いであったこの度の事務所移転、事業の多角化は当協会発展に向け第一歩になると確信しております。今後も喜多方市ご支援のもと、これまで培ってきた様々な事業をブラッシュアップし国際化の波に対応すべく事業規模を充実していく所存です。皆様方のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げご挨拶といたします。